『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(1960)
今年は松本清張の生誕100年という事で、スカパーの邦画チャンネルでも特集が組まれていて、すでに何本かの映画が取り上げられています。
今回の日記に登場したのは、1960年に製作された上記のタイトル作品です。
監督:堀川弘通
出演者:
石野貞一郎:小林桂樹
その妻: 中北千枝子
梅谷千恵子(石野の愛人):原知佐子
杉山孝三(石野の近隣住人):織田政雄
その妻:菅井きん
岡崎弁護士:三津田健
刑事:西村晃
他に 児玉清
中村伸郎
中丸忠雄(被害者の夫)
中丸忠雄は先月23日にお亡くなりになりました。
ある会社の課長石野(小林桂樹)は幸せな家庭を持ち毎日まじめに働いているが、その反面、誰にも知られずに同じ課の女性事務員と愛人関係にあった。
ある日の退社後、その愛人のアパートに寄っての帰り、偶然に近所に住む杉山という男性とばったりと会ってすれ違いに軽くお辞儀をする。
翌日、新聞に新妻殺人事件の記事が大きく載って、昨夜すれ違った杉山が逮捕された。
犯行時間のころは、石野とすれ違ったころなので、無実を証明するためには、ただ石野が「会った」と証明してくれれば疑いは晴れるのだが、石野自身が愛人といたことで、「会ったことはない」と言ってしまう。
そこから石野と愛人、石野と妻、石野と逮捕された杉山らのそれぞれの立場上の葛藤、苦悩が描かれていきます。
同じ小林桂樹と新珠三千代で撮られた『女の中にいる他人』とどこか似ているようですが、こちらの映画は本当に殺人を犯しているのに対して、本題では何も犯罪は犯していないのに偽証することで苦悩するという、何ともやりきれない人間を描いています。
《解説ページ》
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《松本清張》のWikipedia
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《松本清張記念館》
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